脚部について

こちらでは脚部形状について、それぞれの特徴を解説いたします。脚部はマッサージベッドの強度、安定性に深く関わってまいりますので、特に激しいマッサージを主体とされる場合は、十分に検討を重ねてください。

基本的な構造について

マッサージベッドは脚部の配置により、安定性や取り回しに影響を与えます。

内脚タイプの特徴

脚部が施術者の取り回しに干渉しない為、施術チェアーや診察チェアーとの相性も良いです。病院やクリニック、エステサロンとの相性も良いでしょう。特に欠点という欠点はありません。

外脚タイプの特徴

外脚構造により安定性が増すため、 マッサージを主体とした施術に最適です。また、脚下スペースを広くとれる為、収納スペースを確保する為に外脚をご指定される先生方もいらっしゃいます。気をつける点としては、脚下の取り回しが内脚タイプに比べて狭いので使用方法によっては注意が必要です。

内脚と外脚構造での脚下の取り回し

脚部の種類(平台)

いわゆる平台と分類される、シンプルなマッサージベッドの脚部紹介です。

1本脚(DXマッサージベッドシリーズ)

脚部それぞれが独立しているポピュラーなタイプです。強度が必要であろう、 一般的なマッサージ用途にも十分に対応します。また、脚下がスッキリしている為、収納に優れ、施術チェアーとの相性も良い事も特徴の一つです。

1本脚タイプ

H型脚部(DXマッサージベッドシリーズ)

H型脚部は1本脚と比べ、横揺れに対する安定性が高く、 脚部ハリを追加した事で強度が向上しています。

上段H型脚部(下画像右)では、脚部下に配置されていたハリが上段へ移動した事で、 脚下周りへの取り回しが向上しています。いずれも強度的には十分ですので、施術内容にマッサージが含まれる場合は、積極的に選んでいきたいところです。

H型脚部タイプ

固定式脚部

現在普及型のマッサージベッドは、脚部と枠フレームとをボルトナットで固定する組み立て式タイプが一般的です。組み立て式でも 通常使用する上では問題は無いのですが、より確かな安定性と強度を求められる先生方には、固定式マッサージベッドを提案しています。

マッサーSDアップマッサーSD等は、脚部とフレーム枠が一体型のため、優れた安定性と強度を誇ります。特に激しいマッサージを主体とした施術をされる先生方に好まれています。

下部の画像の様に、脚部とフレーム枠がしっかりと溶接されている為、 ボルトの緩み等を気にすることなく長くご使用いただける事も特徴です。

固定式脚部

脚部の種類(昇降ベッド)

電動昇降ベッドや手動昇降ベッドの脚部です。

電動ベッド脚部

電動ベッドでは、旋回式昇降の外脚脚部をメインに、内脚脚部。そして垂直昇降式の専用脚部がラインナップされています。マッサージ用途では、旋回式の外脚脚部がベターであり、エステでは内脚タイプの脚部が好まれています。環境に応じて垂直昇降式も検討してください。

電動昇降ベッドの脚部タイプ

手動昇降ベッド脚部

手動昇降ベッドでも内脚タイプと外脚タイプがラインナップされています。ハンドル操作で軽快な昇降を実現します。

手動昇降ベッドの脚部タイプ

脚部の種類(その他)

全ては紹介しきれませんが、専用ベッドの脚部も紹介いたします。

折りたたみ式脚部

脚部折りたたみ式により高い収納力を発揮します。下画像で紹介しているスタンダードベッドでは、マッサージにも対応する強度を備えている為、 通常据置でご使用されている先生方も多くいらっしゃいます。

こちらのタイプで良くいただくご質問に一つに、先生がベッドに乗り上げての施術に対応できるか?という内容がございます。まず、スタンダードベッドでは枠ハリが3本の為( DXマッサージベッドでは4本)、先生が乗り上げた際に、フレーム枠から距離のある木部に直接荷重がかかってしまいます。その場合に製品寿命の短縮は避けられない事をご説明しております。

脚部的には安定性が高い構造となっております。

折りたたみ式脚部

木製脚部

上質なメルクシパイン材に使用した木製脚部です。従来の木製ベッドにはなかった豊富なラインナップが魅力です。基本的に外脚のみのラインナップとなる為、適正用途としてはマッサージベッドや押圧タイプの施術に向いています。もちろん病院や鍼灸院などでも愛用されています。

木製脚部タイプ

ポータブルベッド脚部

いずれの脚部も マッサージ用途にも十分な強度を備えます。八本脚タイプは組み立て作業が必要となり、重量もそれなりに重くなるので、これから国産ポータブルベッドを導入いただく先生方には、ワンタッチ式タイプからご検討いただくと、よりスマートでしょう。

 

 

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